この度、ご推薦をいただいた候補者から、厳正な審査に基づき、平成30年度の受賞者として下記の3名を受賞者と決定いたしました。
授賞式は、仙台フォーラム2018(2018年11月29日(木))にて執り行われる予定です。

 

RIEC Award本賞

松田 信幸 氏 (日本電信電話株式会社 NTT物性科学基礎研究所)

業績 量子情報通信のための高度光子状態制御に関する研究
授賞理由 松田氏は、光導波路集積回路等の先端光学素子と量子光学の研究手法を精妙に組み合わせた導波路量子光学とそれを用いた光量子情報処理技術の研究に取り組み、変換効率が100%となる理想的な光子の波長変換手法を提案・実証する等の優れた成果をあげられました。これらの研究成果は、光子の状態制御技術の大幅な高度化をもたらし、量子情報通信分野の研究を大きく加速するものと高く評価され、RIEC Award本賞にふさわしいものと認められました。

RIEC Award 東北大学研究者賞

好田 誠 氏 (東北大学 大学院工学研究科)

業績 半導体量子構造における電気的スピン生成とスピン緩和抑制に関する研究
授賞理由 好田氏は、半導体におけるスピン軌道相互作用とその電気的制御を活用した新たな原理に基づくスピン生成とスピン緩和抑制を実現し、強磁性材料や外部磁場を全く用いずに、半導体中の電子スピンを一方向に揃えることに成功しました。この研究成果は、半導体スピンを利用した次世代情報通信機器を実現する上で必要不可欠な基盤技術と評価され、RIEC Award東北大学研究者賞にふさわしいものと認められました。

RIEC Award 東北大学学生賞

佐々木 渉太 氏 (東北大学 大学院工学研究科)

業績 低温プラズマ技術を活用した高効率・低侵襲分子導入システムの開発
授賞理由 佐々木氏は、大気圧プラズマが周辺大気を原料にして溶液中に作り出す短寿命活性種が,細胞膜上の一過性受容体電位チャネルを活性化することを世界で初めて明らかにしました。この成果は、プラズマ医療応用の作用機序解明に大きく寄与するだけでなく、プラズマを用いた新たな生体機能制御を考える上で重要な指針になると期待され、RIEC Award東北大学学生賞にふさわしいものと認められました。

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