電気通信研究所の幅広い研究ポテンシャルを生かし、萌芽的・挑戦的な研究や市場のニーズに応じた先端応用研究等を行う、研究所の組織にとらわれず機動的に構成される研究グループである。

多感覚注意研究グループ

塩入  諭(代表)
鈴木 陽一
坂本 修一
松宮 一道

 

視野の特定の場所に向ける視覚的注意には範囲があることが、また聴覚刺激や触覚刺激に対しても同様の注意効果が知られている。本研究では、それらの注意を統一的に理解するために、定常的視覚(あるいは聴覚/触覚)誘発脳波を利用した同一の実験手続きで、単一感覚および多感覚の注意を計測し、そのモデル化について検討する。

次世代窒化物半導体電子デバイス研究グループ

末光 哲也(代表)
松岡 隆志
谷川 智之
木村 健司

 

窒化物半導体を用いたトランジスタは、高速通信システムのみならず自動車用インバーター等、種々の電子回路の省電力化をもたらす可能性を秘めている。これらを実現するために、金研で培ってきた革新的な窒化物半導体材料・結晶成長技術と、通研の電子デバイス技術を融合させることによって、電力利用効率を高める新しい高速・高出力トランジスタの実現を目指す。

時間サロン:時間概念の解明に関する共同研究グループ

大堀  淳(代表)
松宮 一道
笹井 一人
矢野 雅文

 

本研究の究極の目的は、人間が行なっている原初的な時間構成の原理を解明し、それを基礎に人間が行う認識や制御の計算論的な枠組みを確立することである。この目的のために、哲学的洞察と脳神経学的な知見を基礎に、世界認識を成立される感覚の諸表象の処理の基礎としての時間構成の原理を考察し、それら考察結果を実証実験による検証することを目指す。

 

ヨッタインフォマティクス研究グループ

村岡 裕明(代表)
行場 次朗
鈴木 陽一
塩入  諭
末松 憲治
羽生 貴弘
Simon Greaves
廣岡 俊彦
遠藤 哲郎
大町真一郎
斉藤  伸
中尾 光之
加藤  寧
乾 健太郎
木下 賢吾
本間 尚文
小林 広明
松倉 文礼
吉信 達夫
佐倉 由泰
原   塑
芳賀 京子
村上 祐子
照井 伸彦
松田 安昌
石垣  司
二瓶真理子

情報化社会の進展により情報量は急激に増大しており、2030年には1ヨッタバイト(1兆バイトの1兆倍)に達すると予測される。情報の質を取り扱うため、文理連携研究によって情報の「質」と「価値」を扱う科学を構築して次世代ICTのための科学技術によって情報の巨大化による技術限界を克服する。

 

サイバーフィジカルセキュリティ研究グループ

本間 尚文(代表)
菅沼 拓夫
羽生 貴弘
大堀  淳

 

IoT,M2M,CPSといった次世代情報通信基盤は,スマートインフラやオーダーメイド医療,産業システムの高度化など新たな価値を創出し,豊かな社会をもたらすことが期待されている.一方で,そうした新しいICTの利用形態におけるセキュリティでは,物理層,システム層,アプリケーション層といった個々のレイヤーのみならず,クロスレイヤの攻撃に対する堅牢性が重要となる.今後,次世代情報通信基盤の多様な価値を活用できる健全な社会を構築するためには,そのような新たな脅威に対抗する統合的な情報通信システムのセキュリティ技術の確立が必須となる.この課題に対して,本グループでは,ソフトウェア構成理論からシステムセキュリティ,ハードウェアセキュリティ,回路アーキテクチャおよび次世代プロセッサを専門とする研究者による垂直統合的なアプローチにより,伝送系(ネットワーク)やソフトウェアのセキュリティの確保のみならず,膨大かつ多様な情報発生源(センサ端末などのデバイスハードウェア)のレベルからシステムの安全性・信頼性を担保するセキュア情報通信システムの構築技術を開拓する。