研究室訪問

システム・ソフトウェア研究部門

コミュニケーションネットワーク(長谷川・北形)研究室

情報ネットワークアーキテクチャ研究分野 教授 長谷川 剛

http://www.cn.riec.tohoku.ac.jp

情報ネットワークアーキテクチャ研究分野


構成要素の大規模な変化に適応する自己産出型ネットワーキング

 コミュニケーションネットワーク研究室(長谷川・北形研究室)は2019年4月に発足したばかりの研究室で、電気通信研究所本館5階にあります。

 情報ネットワークシステムは既に社会の隅々まで浸透し、人々の日常生活や仕事を支援すると共に、新しいライフスタイルや社会を生み出す上で欠かすことができません。一方、インターネットは1960年代にその原形が誕生してから、その基本的なアーキテクチャをほとんど変えないまま高速・大規模化してきています。IoT社会の到来により、今後桁違いに多くの機器をネットワークに繋ぎ、今までには考えられないような斬新かつ有用な情報ネットワークシステムを数多く収容する必要があるため、アーキテクチャ的な限界を迎えることが危惧されています。

 当研究室では、そのような問題を打ち破る新しい情報ネットワークアーキテクチャの実現を目指します。特に、高性能・高可用情報ネットワーク、仮想化ネットワーク/システム設計・制御技術、IoT/モバイルネットワークデザイン、知識型ネットワークミドルウェア/応用ソフトウェア、高耐性ネットワーキング/知的ネットワーキング、次世代ユビキタスサービス基盤等に関する研究に取り組みます。その際、すぐに役に立つかどうかだけで評価するのではなく、なぜそうなるのかを説明するための理論的・数学的な原理を解き明かし、新たなネットワーク環境の社会実装を目指します。

 当研究室の強みは、通信プロトコル設計、ネットワーク性能の数学的理論解析、アプリケーション層からネットワーク層にまでまたがるクロスレイヤ的最適化、知識型ネットワーク管理技術、エージェント指向システム設計などが行えることです。次世代インターネットアーキテクチャ、ネットワークアプリケーション設計、IoT/エッジコンピューティングなどに興味のある方は、いつでも研究室にお越しください。よろしくお願いいたします。

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