学際研究重点プログラム「ヨッタスケールデータの研究プラットフォームの構築」

文理連携型のICT情報科学技術のための研究開発プラットフォームの構築

 情報の「質」や「価値」の理解が可能な情報プラットフォームの実現のためには、最先端の ICT 情報処理工学に人文社会科学が切り開いてきた人間の知と知性の理解を結び付ける文理連携による新しい学際研究が必要と考えています。シャノンに発してこれまで情報工学が則ってきた情報の定量化だけでは限界に達するのは明らかであり、一方、ヨッタスケール情報の価値や質を理解することで、さらに知の蓄積を加速させる人文社会科学の新学術が期待されます。また、情報の質を扱う新しい ICT 技術には、情報の質から価値を出力する演算アルゴリズム、情報の質に基づく階層ストレージシステムや伝送情報をエッジで判断するコミュニケーションなどの新しいハードウェア基盤技術の発展が必要なことも明らかです。
 幾何級数的な増加を続けヨッタスケールが目前に予測される巨大情報に対して、新インフォマティクスと新人文社会科学、さらに次世代 ICT 基盤技術の新しい科学と技術の研究分野を拓くことを目指しています。

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