高度な情報通信技術に立脚した新しいコミュニケーションの形を展望します。
我が国の学術と産業の発展や強化に向けた必須の取り組みについて一緒に考えましょう。
「味わいとおいしさ」にスポットを当て、情報通信技術を分かりやすくお伝えします。一般の方も是非、ご聴講ください。
量的変化が質的変化を引き起こす局面が、私たちのコミュニケーションに訪れようとしています。かつて小説や映画で描かれていたサイバーとリアルの融合は、文字通り手の届くところにあります。今回の産学官フォーラムでは、こうした技術の最先端を産学官それぞれの視点から報告し、コミュニケーションの未来について展望したいと思います。
3年ぶりで対面会議を解禁し、オンライン併用のハイブリッド形式で開催します。特に、一般の皆様、東北地方の企業の皆様、全国の企業の皆様とお目にかかれるのを楽しみにしております。
Time Contents | Theme | Name |
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10:00 - 10:05 | 開会挨拶 【動画公開中】 |
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10:05 - 10:30 特別講演 |
ヒトの感性をデータ化する ~ 味わいとおいしさを例にして ~ 【動画公開中】 |
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10:30 - 10:55 技術セミナー1 |
Beyond 5G時代に向けた新たな挑戦 【動画公開中】 |
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10:55 - 11:20 技術セミナー2 |
サイバーフィジカルシステムを支える通信インフラ補完技術 |
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11:20 - 11:45 技術セミナー3 |
健康社会実現のためのサイバーフィジカルシステム |
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11:45 - 12:00 | 【東北大学の産学連携の取組み】 東北大学とものづくりをしてみませんか? 【動画公開中】 |
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12:00 - 13:00 | 休憩時間 | |
13:00 - 13:05 | 講演会挨拶 【動画公開中】 |
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13:05 - 13:55 講演1「官」 |
Beyond 5G(6G)に向けた情報通信技術戦略の推進 【動画公開中】 |
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13:55 - 14:45 講演2「産」 |
人間性を発揮できる社会に向けたイノベーションへの挑戦 |
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14:45 - 15:00 | 休憩時間 | |
15:00 - 15:50 講演3「学」 |
非言語情報が拓く人間性豊かなコミュニケーション ~ サイバー空間とリアル空間の活用 【動画公開中】 |
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15:50 - 16:05 | 総合討論 |
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16:05 - 16:10 | 閉会挨拶 【動画公開中】 |
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※閉会後、対面参加の希望者を対象とした「研究室見学ツアー」を実施しました
10/710:05-10:30
Society 5.0の時代に突入し、情報と生身の区別がつきにくくなっている。このような時代にはヒトの感性をどのようにデータ化し、そのデータをヒト社会へどのように還元するかについて、これから考えたり、対応したりする必要に迫られるだろう。本講演では、味わいやおいしさなどの領域で我々が行なってきた研究の知見に基づき、ヒト感性情報化への道筋を示したい。
10/710:30-10:55
Beyond 5Gの実用化に向けて各国での取り組みが活発化している。未来社会における生活者の日常や価値観の変化、期待される社会像やユースケースをふまえ、Beyond 5G時代に向けたNECのビジョン、共創活動、技術開発についてご紹介する。
10/710:55-11:20
Beyond 5Gに代表される次世代の通信インフラは、サイバーフィジカルシステム(CPS)の実現に必要不可欠である。一方で、大規模災害時など、通信インフラを利用できない状況を想定しておくことも重要である。本講演では、通信インフラのサービスエリア外において情報の伝達を可能にする通信ネットワーク技術(通信インフラ補完技術)について述べる。
10/711:20-11:45
医療・ヘルスケアにおけるIoTであるIoMT(Internet of Medical Things)への注目が高まっている。本講演では、日常人間ドックのための非接触生体信号計測やバーチャルリアリティを用いたリハビリテーションシステムなど、健康社会を実現するためのサイバーフィジカルシステムの研究について紹介をする。
10/711:45-12:00
【電気通信研究所 産学連携推進室について】
最近では、知見や技術を有する人や機関が連携して効率的に開発を行う例が増えています。その中の一つに企業が大学の研究力を活用する産学連携があります。この講演では、大学を活用したものづくりや課題解決の事例を挙げて、産学連携にあまり馴染みのない企業の皆様へ東北大学との産学連携の進め方や留意点をわかりやすくご紹介します。
【情報知能システム研究センターについて】
東北大学の電気・情報系に属する情報知能システム研究センター(IIS研究センター)は、仙台市からの運営資金を元に、産学官連携を推進しています。電気・情報系の持つ技術シーズを活用し、特に地方で深刻な人手不足対応や生産性向上等の社会課題解決、ひいては地域全体の持続的な経済成長の実現を目指して活動しています。
10/713:05-13:55
Beyond 5Gは2030年代の社会や産業の基盤となる情報通信インフラになっていくものである。国際的な開発競争がますます激化する中、研究開発や知財・国際標準化を産学官が一体となって戦略的に推進することにより、国際競争力の強化や経済安全保障の確保につながる我が国の技術戦略について解説する。
10/713:55-14:45
123年に渡って通信やコンピューティングなどの技術を提供してきたNECは、VUCAともいわれる複雑で予測不可能な現代社会において、デジタルの力で社会課題を解決する取り組みを進めている。本講演では、誰もが人間性を発揮できる社会の実現に向け、当社が取り組むAIやICTの技術開発を示すともに、それらの社会実装の加速に向けた様々な取り組みを紹介する。
10/715:00-15:50
日常の対人コミュニケーションで重要な役割を担っている非言語情報のやりとりが、遠隔コミュニケーションを人間性豊かなものにするためにも不可欠である。最近注目されつつあるメタバース等、サイバー空間を活用する遠隔コミュニケーションシステムも、今後、さらなる利用拡大が期待されているが、そこでの人間性豊かなコミュニケーションを実現するためには、克服すべき課題は多い。本講演では、非言語情報の役割について概観し、それを適切に送受信することによる人間性豊かな遠隔コミュニケーションの未来について議論する。
ON-DEMAND
量子力学の特異な性質を利用し計算、通信、計測等の性能を飛躍的に向上させる量子技術に対する期待が高まっており、内閣府によって量子技術により目指すべき未来社会ビジョンやその実現に向けた戦略が策定された。本講演では、NECが取り組む3つの量子技術である量子コンピューティング、量子暗号鍵配送、量子センシングについて紹介する。
ON-DEMAND
IoT化が進む工場内では、工作機械、無人搬送機、工具など非常に多くの「もの」が、様々な無線システムによりネットワークにつながっている。しかし、これらの無線システムはいずれも無線IoT用の周波数帯を使っているため、干渉により、通信の信頼性が確保できなくなっている。この問題を解決するために、無線IoTに使われるすべての周波数帯を監視できる広帯域リアルタイムスペクトラムモニタを開発した。
ON-DEMAND
組合せ最適化問題は、膨大なデータの組合せから最適解を求める問題として知られている.高速に処理可能な技術としてD-Waveなどの量子アニーリングマシンは注目されているが、大規模な問題を解くことは困難である。本講演では、確率的演算に基づく新たなシミュレーテッドアニーリング技術を紹介するとともに、量子アニーリングマシンと比較して、約16倍の大規模な組合せ最適化問題を解くことに成功した事例を示す。
ON-DEMAND
One of the challenges in the post-pandemic norms is how to enhance remote team productivity and embrace the diversity of its members. In this talk, I will talk about a few attempts that our research team initiated to tackle these challenges. We measured behavioral and neural synchrnoization as markers to inform how a team interacts. By utilizing an automated face reader and machine learning, we identify effective predictors of online teamwork. I will mention the remaining challenges and future directions as well.
ON-DEMAND
本講演では、物理複製困難関数 (PUF: Physically Unclonable Function) に基づく安全な個体認証について述べる。PUFは、半導体製造時の物理的ばらつきを抽出して、人間の指紋のように使えるハードウェア固有IDを抽出する技術である。本講演では、PUFについて概説するとともに、高安全・高信頼な情報システムの実現においてどのように利用されているかについて解説する。
ON-DEMAND
インターネットの健全性の源である輻輳制御技術は、ネットワークの混雑検出と解消を超分散制御によって行っている。その歴史はインターネットそのものの発展の歴史とも言え、近年ではAI/機械学習に基づく手法などが盛んに研究開発されている。本講演では、インターネット輻輳制御の現状を整理するとともに、今後の展望について議論する。
ON-DEMAND
6G実現に向けた要素技術の一つとしてIntelligent Reflecting Surface (IRS) に注目が集まっている。IRSは電波の反射方向を任意の方向に制御することが可能な反射板であり、このIRSを利用した新たな移動通信システムの実現に向けて世界中で様々な取り組みが成されている。本講演では我々の研究グループが取り組んでいるIRSを利用した無線伝搬路制御に関する研究内容を紹介する。
ON-DEMAND
半径数m程度の局所空間を、高い空間・時間解像度にてセンシングし、その空間内に存在する物体や人体の一部をサイバー空間上にリアルタイムにモデリングする「局所空間ディジタルツイン」の概念について紹介する。また、これに基づき、その空間内で行われる専門技能を、指導者から学習者へ効果的に伝承する、技能育成支援システムについて解説する。
産学官フォーラム2021【これからの半導体・デジタル産業戦略を考える】に参加した方の感想です。
電気・電子・通信・情報などの専門分野に関することや、ものづくりに関することなど、
社会課題解決から技術相談、人材育成まで、研究機関・企業・自治体出身者が
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『通研の産学連携 いつでもヘルプ』 からどうぞお気軽にご相談ください。