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東北大学 電気・情報技術連携フォーラム
技術ショーケース7
2024年ノーベル物理学賞受賞者ホップフィールド氏、ヒントン氏の着想のスピントロニクス的実現
B3
B会場(3F セミナールーム〈M331〉)
東北大学
電気通信研究所 教授
講演者画像1
深見 俊輔
2024年のノーベル物理学賞が機械学習の基礎に関する先駆的研究を行ったホップフィールド氏とヒントン氏に授与されることが発表されました。この両氏の研究は、人間の神経回路の活動と、磁石や熱ゆらぎを記述する物理法則との類似性に着目し、そこから人間的な柔軟性を持ったコンピュータの実現への道を切り拓いたものです。一方で彼らが初期に着目した物理現象と現行のコンピュータの仕組みにはギャップがあり、多くの改良(妥協?)によってようやく有用な技術として花開いたことも事実です。本発表では電子の持つ電気的性質と磁気的性質を活用するスピントロニクス技術を用い、ホップフィールド氏、ヒントン氏の初期のアイデアに忠実なコンピュータを実現することを目指した研究を紹介します。連想記憶、機械学習などの実証結果を示し、将来の超省エネコンピュータの実現に向けた可能性を議論します。

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