技術ショーケース11
マイクロ流体デバイスを用いた培養神経回路の指向性制御技術の開発
培養細胞を使って生体機能をチップ上に再構成することで、複雑な生理現象の理解や疾患治療薬開発の効率化が可能になります。この技術は臓器チップと呼ばれ、様々な組織を対象とした研究が進められています。私たちは、脳神経系局所回路の再構成を目指したマイクロ流体デバイスを開発しています。このデバイスを用いることで、モジュール構造や指向性結合に代表される生体神経回路の特徴を培養神経回路上で再現可能となりました。