超ブロードバンドデバイス・システム研究分野 | 教授 | 尾辻 泰一 |
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極限高速電子デバイス研究分野 | 准教授 | 末光 哲也 |
超ブロードバンド・デバイス物理研究分野 | 准教授 | ボーバンガトンベット ステファン |
第三に、半導体ヘテロ接合構造内に発現する2次元プラズモン共鳴という新しい動作原理に立脚した、集積型のコヒーレント電磁波発生・検出・信号処理デバイスの研究開発を進めています。これまでに、世界最高感度のテラヘルツ検出器の実現や、140Kと低温ながらも世界初の単色テラヘルツ波のコヒーレント放射に成功しています(図2)。近未来の実用化が期待される100ギガビット毎秒級の超高速テラヘルツ無線システムへの導入を目指し、JST-ANR日仏戦略的国際共同研究推進事業として昨年まで4年間にわたり推進し、最先端テラヘルツデバイス開発を先導してきました。今年度より新たな枠組みで更なる実用化開発を推進しようとしています。
第四に、化合物半導体ヘテロ接合を駆使した極限高速トランジスタのデバイス・プロセス技術の研究を総務省SCOPEの資金援助を得て推進しています。これらの夢と希望に満ち溢れたテーマに室員一丸となって日夜取り組んでいます。
図2 独自構造の化合物半導体高電子移動度トランジスタにおけるプラズモン不安定性に起因した単色コヒーレントテラヘルツ波放射