科学研究費補助金 基盤研究(A) 冗長ガロア体算術に基づくセキュリティハードウェアの高水準設計技術の研究開発

3. 今後の展望

 本課題に着手して1年がたとうとしていますが、当初計画していた冗長表現を含むガロア体算術演算回路の形式的設計・検証の定式化を完了するなど、日々学生と試行錯誤しながらも概ね順調に研究開発を推進しています。本研究で開発する手法は、実装する回路技術に依らない汎用的な手法であり、スピントロニクスデバイスのような次世代デバイスにおいても最適な算術演算回路設計技術を開発する上で重要な基幹技術になると考えられます。本研究を通して、次世代セキュア情報システムの設計・検証における基盤技術の研究開発に取り組んでまいります。

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