量子光情報工学研究分野 | 教授 | 枝松 圭一 |
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量子レーザー分光工学研究分野 | 准教授 | 三森 康義 |
量子ナノフォトニクス研究分野 | 准教授 | Mark Sadgrove |
学際科学フロンティア研究所 | 助教 | 松本 伸之 |
本研究室では、電子や光子を用いた未来の量子情報通信の中核となるべき極限技術の研究開発を進めています。現在の情報処理・通信技術は、信号を電圧や周波数などの古典的でマクロな物理量に対応させてさまざまな情報処理を行っていますが、情報の超高密度化と超高速化に伴い、その処理能力には限界が訪れることが指摘されています。これに対し、個々の電子や光子などのミクロな量に情報を保持させ、量子力学の原理を直接応用することによって、従来の限界を打ち破る性能を持ちうる量子情報通信技術の実用化が強く期待されています。本研究室は2003年に発足以来、量子情報通信の基礎から実用化を目指した研究まで、幅広い研究に積極的に挑戦しています。
本年度は、枝松圭一教授、三森康義准教授に加えて、Mark Sadgrove准教授、松本伸之助教(学際科学フロンティア研究所所属)が新たに加わり、藪野正裕博士研究員、長岡亜紀子事務補佐員とともに、さらに強力な体勢で研究を推進しています。また、本研究室には大学院博士後期課程3名、前期課程4名、学部卒研生2名、研究生1名、交換留学生1名の11名の学生が所属していますが、そのうち4名が留学生(中国1名、フランス1名、メキシコ1名、米国1名)で、外国人教員1 名も加わって国際色豊かな研究室となっています。ここでは、本研究室で行っている研究の一端を紹介しましょう。
片平キャンパス学都記念公園にて(2015 年4 月)