共同研究施設訪問

研究基盤技術センター

工作部

工作部工場にて

工作部工場にて

 工作部は、所内研究室からの製作依頼に基づき実験機器の設計・製作を行なっております。ステンレス・アルミ・銅といった金属加工がやはり多いですが、最近はテフロン・アクリルのような樹脂材の加工も多くなっており、所望形状も年々複雑になってきているというのが特徴的なところだと思います。工作部工場に設備されている工作機械は旋盤、フライス盤、溶接機等で、基本的にいずれも手動で操作する汎用機です。最新鋭というわけではありませんが、大変快適に使っており、依頼される全ての製作案件に対応できております。

工作部利用者講習会の様子

工作部利用者講習会の様子

 また、工作機械を利用してもらうこともできます。利用の前には必ず利用講習会を受講してもらうなど安全面のサポートにも力を入れています。必要や要望に応じてマンツーマンで手引きを実施しておりますので、機械工作が初めてという教職員・学生でも利用できます。外来利用者用の工作機械も同様に汎用機で、旋盤、フライス盤が設備されています。若干小型ですので工作物の大きさは限られますが、性能的には問題はありません。また、穴あけ、曲げる、叩く、切るなどの基本的で単純な工作の際にも、設備してある、ボール盤、作業定番、万力、コンターマシン、シャーなどが非常に重宝いたします。こちらのような簡単な器具の使い方等に関しても、丁寧にお手伝いするというかたちでサポートしております。

 最後に、技術職員の世代交代に伴って若年化が進んでおります。工作部にベテランの技術職員が在籍していたことは記憶に新しいところです。当時と比べると技術力不足や経験不足が否めませんが、業務の中でのスキルアップは勿論、研修の機会も有効に利用して、日々努力を重ねているところです。

(末永 保)

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