研究室訪問

ブレインウェア研究開発施設

新概念VLSIシステム(羽生・夏井)研究室

新概念VLSIシステム研究分野 教授 羽生 貴弘
新概念VLSIシステム研究分野 准教授 夏井 雅典

http://www.ngc.riec.tohoku.ac.jp/

研究室メンバーの集合写真(2014 年4月花見にて)

研究室メンバーの集合写真(2014 年4月花見にて)

 本研究室は、平成14年4月に電気通信研究所ブレインコンピューティング研究部門次世代コンピューティング研究分野として発足しました。平成16年の改組に当たりブレインウェア実験施設の所属となり、名称も同年にブレインアーキテクチャ研究部、平成20年に新概念VLSIシステム研究室と改めました。平成26年度特別経費(プロジェクト分)「人間的判断に基づく新概念脳型LSI創出事業」の採択・実施に伴い、平成26年4月、本施設は新たにブレインウェア研究開発施設と改称されました。本研究室は現在、教授1名、准教授1名を始めとする豊富なスタッフ陣に加え、研究員、研究補助員、そして工学研究科電子工学専攻の大学院生および工学部情報知能システム総合学科の学部生を含む総勢18名のメンバーにて活発な教育・研究活動を行っています。

 本研究室の研究テーマは、新しい考え方に基づく超大規模半導体集積回路(VLSI)設計論およびその構成論です。VLSIシステムの高度化・高性能化・高信頼化は、今日に至るまで、主に材料・デバイスの極限微細加工技術により推進されてきましたが、この微細化技術一辺倒による性能向上は、物理的限界に近づきつつあります。本研究室では、従来までのシリコンCMOS回路方式のみならず、新しい材料・デバイス技術を積極的に活用した「新概念」の回路設計・実現方式およびシステムアーキテクチャにより、従来技術の延長によるVLSIシステムの限界を打破することを研究目的としています。

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