概要

この度、ご推薦をいただいた候補者から、厳正な審査に基づき、2025年度の受賞者として下記の4名を受賞者と決定いたしました。
授賞式は、東北大学電気通信研究所 情報通信共同研究拠点 2025年度 共同プロジェクト研究発表会― “新世代ICTの羅針盤“~Diverse Intelligenceで新たな可能性を探る旅~(2026年2月19日(木))にて執り行われます。
RIEC Award 本賞
坂本 大介 氏 (北海道大学 大学院情報科学研究院 教授)
| 業績 | 「独創的インタラクション技術の設計と評価を通じたインクルーシブ情報社会の実現」 |
| 受賞理由 | 坂本氏は、ヒューマンロボットインタラクション(HRI)、VR/AR技術、マルチモーダルインタラクション技術を含むユーザインタフェースの設計と評価において、視覚障がい者向け夜間ランニング支援AR技術や公共の場でのVR ポインティング手法といった独創的研究を展開されております。理論的探究にとどまらない実社会への応用を意識した研究は様々な企業との産学連携にも繋がっており、研究成果の社会実装を積極的に推進されております。こうした取り組みが評価され、多数の賞を受賞されており、今後の発展性も高く期待できるものであるため、RIECAward にふさわしいものと認められました。 |
都甲 薫 氏 (筑波大学 数理物質系 教授)
| 業績 | 「多結晶半導体薄膜の材料プロセス革新と高機能デバイスへの応用」 |
| 受賞理由 | 都甲氏は、多結晶半導体薄膜の低温プロセス技術とデバイス応用に関する研究で国際的に突出した成果を挙げており、微視的視点に基づいたユニークな結晶成長技術により、単結晶に匹敵する多結晶半導体薄膜デバイスを多様な分野で実証してこられました。こうした高い独創性と卓越性が評価され、多数の招待講演や賞を受賞されており、また学生指導という人材育成の面からも、今後の半導体・電子情報分野を先導する中心的研究者として活躍が期待されるため、RIEC Awardにふさわしいものと認められました。 |
RIEC Award 東北大学学生賞
ZHU YISHI 氏 (東北大学 大学院情報科学研究科 助教)
| 業績 | 「Intelligent Reflecting Surfaceを用いたモバイルユーザ向けセンシング、通信、コンピューティング技術に関する研究」 |
| 受賞理由 | ZHU氏は、6Gネットワークにおける課題である信号遮蔽やビームアライメント困難といった物理的な制約に対し、Intelligent Reflecting Surface(IRS)を活用し、センシング・通信・コンピューティングの統合性能を最大化することで、次世代ネットワークの信頼性と効率性の向上に貢献されました。実際にシミュレーションの結果、スループットの向上・遅延の低減・位置誤差の大幅な改善が確認されており、6G時代のネットワーク実装に向けた卓越性と将来的な発展性を示すことから、電気情報通信分野の進歩に大きく貢献し、また氏のさらなる飛躍も大いに期待されることから、RIEC Award 東北大学学生賞にふさわしいものと認められました。 |
黄 永松 氏 (東北大学 総合知インフォマティクス研究センター 助教)
| 業績 | 「機械学習を用いた赤外線画像の超解像に関する研究」 |
| 受賞理由 | 黄氏は、自動運転、セキュリティ監視など多様な分野で実用性の高い赤外線画像の解像度を高めるために、機械学習を用いて革新的な超解像手法を複数提案し、ベンチマークで最高性能を達成されました。超解像は監視カメラ映像の高精細化、医用画像の鮮明化、映像の効率的伝送といった需要も多く、氏は海外大との共同研究等も通じて、本研究は社会に大きく貢献するものと期待できます。研究の卓越性と発展性ともに非常に優れており、電気情報通信分野の進歩に大きく貢献し、また氏のさらなる飛躍も大いに期待されることから、RIEC Award東北大学学生賞にふさわしいものと認められました。 |