第24回生体生命工学研究会・特別講演(通研講演会)

第24回生体生命工学研究会・特別講演(通研講演会)

研究会名:第24回生体生命工学研究会・特別講演

開催日:2011年2月25日(金)13:30~16:45

題目:「脳回路の自発性に潜むルール」

講師:池谷裕二 先生(東京大学大学院薬学系研究科・准教授)

開催場所:大学院情報科学研究科・大講義室


第24回生体生命工学研究会・特別講演(通研講演会)のご案内

東北大学電気通信研究所
工学研究会分科会 生体・生命工学研究会
主査 塩入 諭
幹事 松宮 一道,片山 統裕

 

第24回生体生命工学研究会の開催を下記の要領で予定しておりますので,多数ご来聴くださいますよう,ご案内申し上げます.学外の方もご自由にご参加下さい.

  • 日時:2011年2月25日(金)13:30~16:45
  • 場所:大学院情報科学研究科・大講義室
  • 講師:池谷裕二 先生(東京大学大学院薬学系研究科・准教授)
  • 題目:「脳回路の自発性に潜むルール」
  • 概要:高速多細胞カルシウム画像(fMCI)と標的パッチクランプ法を併用,,海馬スライスからニューロンの自発活動を記録したところ,有意な同期活動が観察された.とりわけ2-6 msの時差を持った同期発火が多く見られ,これは特定のニューロン間で頻繁に観察された.実際,少数のニューロンペアが桁外れに強い結合強度を有していた.一方,弱いシナプスは信頼性が低く,結合潜力も揺らぐ.この揺らぎの起源を逆相関解析した結果,軸索近辺のアストロサイトにおいて因果性が示唆された.これはアストサイトから放出されるグルタミン酸が伝導中の活動電位幅を増大させることが原因であった.以上の結果から,脳回路の内発的揺らぎはニューロンのみならずグリアや血管も含めた大規模な連関システムを基盤としていることが想定される.

問い合わせ先

東北大学電気通信研究所

塩入研究室

松宮  一道

内線:5469(片平)