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「新概念材料・デバイスに基づく高機能ロジックおよびシステムインテグレーション技術」

「新概念材料・デバイスに基づく高機能ロジックおよびシステムインテグレーション技術」

開催日:平成20年9月26日(木)15:00~16:30
研究題目:「新概念材料・デバイスに基づく高機能ロジックおよびシステムインテグレーション技術」
開催場所:東北大学電気通信研究所2号館2階W214号室


学術講演会(通研共同プロジェクト研究主催)のご案内

東北大学電気通信研究所・共同研究プロジェクト
「新概念材料・デバイスに基づく高機能ロジックおよびシステム インテグレーション技術」
主査  羽生  貴弘

下記のように,学術講演会(通研共同プロジェクト研究主催)を開催いたしますので,ご案内申し上げます.

  • 日時:2008年9月26日(金)15:00~16:30
  • 場所:東北大学電気通信研究所2号館2階W214号室
  • 講師:井上  淳樹  氏(富士通研究所・システムLSI開発研究所)
  • 演題:低消費電力LSI設計技術 ~電源制御技術を中心に~
  • 概要:LSI加工技術の微細化に伴い、スケーリング則に従って電源電 圧を低下させ,デバイスあたりの消費電力は急速に低下させてきた.し かしながら,リーク電流の増大の壁のために,2000年以降、電源電圧の 低下が緩やかになり,2007年のITRSロードマップに見られるように,今 後2015年頃まで、現状のBulkデバイスが続く限り,Low Standby Powerの デバイスの電源電圧は1.0Vより下がらないと考えられる.このため集積 密度の増大によりActive消費電力の急激な増大が懸念されている.この ような背景のもと,近年,電源電圧をさまざまな動作状態に合わせて適 切にコントロールして消費電力を低減させる技術の重要性が急速に高ま ってきている。本講演では、電源電圧制御技術の重要性に触れた後、電 源制御技術をLSIに組み込むためのいくつかの技術を紹介する.プロ セスばらつき応じて電源電圧を調整するAdaptive Supply Voltage技術で は,汎用的な設計手法を用いたインプリ手法について述べる.また, Power Gating技術については,電源ノイズを抑制して高速復帰可能な制 御手法について紹介する.
  • 主 催 :東北大学電気通信研究所・共同研究プロジェクト
    「新概念材料・デバイスに基づく高機能ロジックおよびシステムインテ グレーション技術」

問い合わせ先

羽生 貴弘

東北大学電気通信研究所

ブレインウェア実験施設

新概念VLSIシステム研究部

TEL/FAX:(022)217-5679/(022)217-5481