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クラウドストレージのセキュリティ技術、植込み型補助人工心臓 EVAHEART 用コントローラの開発

開催日時:2015年6月13日(土)14:00~16:00

開催場所:東北大学東京分室会議室A(東京都千代田区丸の内1-7-12サピアタワー10F)

演題1:クラウドストレージのセキュリティ技術

講師1:酒井正夫 先生(東北大学教育情報基盤センター准教授)

演題2:植込み型補助人工心臓 EVAHEART 用コントローラの開発

講師2:小川大祐 博士(株式会社サンメディカル技術研究所)

備考:開催案内(第100回システム制御研究会)


第100回 システム制御研究会(通研講演会)

平成25年5月2日

関係各位

システム制御研究会

主査 吉澤 誠

幹事 杉田 典大

下記のとおり,第100回システム制御研究会を開催しますので多数ご来聴くださいますよう,ご案内申し上げます.

日時:平成27年6月13日(土)14:00~16:00
会場:東北大学東京分室会議室A  東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー10F

講演者1:酒井正夫 先生(東北大学教育情報基盤センター准教授)
演題:クラウドストレージのセキュリティ技術
講演要旨:スマートフォンやクラウド型サービスの普及に伴い,インターネット経由でどこからでもアクセス可能なクラウドストレージにデータを保存して,活用する個人ユーザが増えている.クラウドストレージ上に保存されたデータは,通常,IDとパスワードを用いたユーザ認証により保護されるが,実際には必ずしも安全とは言えない.例えば,保存データは,ターゲット広告配信を目的に,サービス事業者側に解析(覗き見)される恐れがある.また,警察などの捜査機関により,合法かつ強制的に覗かれてしまう場合もある.さらに,悪意のある第三者により不正アクセスを受けた場合には,保存データの消失・改変や,外部への漏洩の恐れもある.このようなリスクへの対策としては,バックアップや暗号化のような単純なものを除くと,秘密分散法により複数の保存先に分散保存して秘匿する技術や,分散ハッシュテーブル(DHT)の技術を用いてP2ネットワーク上に秘匿保存する技術などが提案され,注目されている.本講演では,現状のクラウドストレージのリスクと,秘密分散法やDHTを用いた将来のセキュリティ技術について解説する.

講演者2:小川大祐 博士(株式会社サンメディカル技術研究所)
演題:植込み型補助人工心臓 EVAHEART 用コントローラの開発
講演要旨:植込み型補助人工心臓EVAHEARTは,2005年の治験開始及び2011年の販売開始を経て,国内にて100例以上の心疾患患者様に使用されている.また,2014年より米国治験も開始された.EVAHEARTは,血液ポンプだけではなく,いくつかの体内及び体外コンポーネント等により構成されている.このなかで,植込み手術後の患者様が日常生活にて接する機会が最も多いのが,コントローラを始めとする体外コンポーネントである.2013年には,従来のC01システムでみられた課題を解決すべく開発された,小型コントローラC02システムが販売開始となった.このコントローラには,血液ポンプや関連装置(CSU)の駆動,電源の切替,動作状態の記録・表示など,多くの機能が搭載されている.本講演では同コントローラの構成や使用技術について解説する.

問合せ先

東北大学大学院工学研究科

技術社会システム専攻

システム制御研究会
幹事 杉田 典大
電話:022-795-7125
E-mail: sugitayoshizawa.ecei.tohoku.ac.jp