国立大学法人東北大学電気通信研究所公式ウェブサイト|Research Institute of Electrical Communication Tohoku University

分割陽極マグネトロンの発明に再び脚光.英文学術論文誌(日本学士院発行)の創刊100巻記念企画に掲載.

日本学士院が発行する英文学術論文誌の創刊100巻記念企画で、岡部金治郎先生(電気通信研究所開所当初より研究開発に尽力)が1927年に発明された分割陽極マグネトロンが選ばれ、本所OBの三村秀典先生(静岡大学電子工学研究所元所長・特任教授)が執筆された再掲論文解説論文が発行されました。

Hidenori MIMURA
Invention of the split-anode magnetron
Proceedings of the Japan Academy, Series B (Physical and Biological Sciences)
Volume 100, Issue 5, Pages 281-292, 2024
https://doi.org/10.2183/pjab.100.018

Proceedings of the Japan Academy, Series Bには、日本学士院会員や日本学士院賞受賞者などの日本を代表する研究成果を報告する総説論文(Review)と、最新の研究成果を速報する原著論文(Original Article)が掲載され、年10回刊行されています。
このたび、その Volume 100の記念企画として、過去に本誌に掲載された代表的論文を解説論文とともに掲載し、その論文を学術の発展に果たした意義やその後の発展とともに紹介する論文(解説論文)が掲載されることになりました。その1つに岡部金治郎先生が1927年に発明された分割陽極マグネトロンが選ばれ、本所OBの三村秀典先生(静岡大学電子工学研究所元所長・特任教授)が再掲論文解説論文を執筆されました。