第19回生体・生命工学研究会
東北大学電気通信研究所
工学研究会分科会 生体・生命工学研究会
主査 中尾光之
幹事 牧野悌也
下記の要領で「第19回生体・生命工学研究会」を開催致しますので,多数ご来聴下さるよう御案内申し上げます.学外の方も御自由に御参加下さい.
- 日時:2008年11月19日(水)13:30~15:35
- 場所:電子情報システム・応物系 1-103会議室
- 特別講演:13:30~14:30
- 講師:山元大輔 先生(生命科学研究科・脳機能遺伝分野・教授)
- タイトル:性行動を生み出す脳と遺伝子
- 概要:動物の行動(個体レベル)は脳神経系のニューロン回路の電気活動に より生み出され(細胞レベル)、ニューロン回路は遺伝子の働きによって作られ る(分子レベル)とされる。しかし、具体的にどの遺伝子がどのニューロンでど のように働く結果、具体的な行動が作り出されるのかを明らかにした研究は皆無 と言ってよい。私たちは、キイロショウジョウバエの同性愛突然変異体、satori を分離、続いてその変異原因遺伝子fruitlessをクローニングし、さらに雄の性 行動を開始させる雄特異的ニューロン群、P1の同定に成功した。P1を構成する20 個の細胞を雌の脳内に作り出すだけで、雌が雄型の性行動をとることを実験的に 示す。
- 一般講演:14:45~15:35(発表20分+質疑5分)
- 1.動き易さの規範による自律的な腕到達運動制御
吉原佑器(1), 冨田望(2), 牧野悌也(2), 矢野雅文(2)
(1)東北大学医学系研究科, (2)東北大学電気通信研究所 - 2.神経スパイク系列の相関解析を用いたシナプス結合強度のモデルベース推定法
菊池修,片山統裕,辛島彰洋,中尾光之
東北大学大学院情報科学研究科バイオモデリング論分野
- 1.動き易さの規範による自律的な腕到達運動制御
問い合わせ先
情報科学研究科
中尾研究室
片山統裕