第69回ニューパラダイムコンピューティング研究会
研究会名:第69回ニューパラダイムコンピューティング研究会
開催日:2010年6月10日(木)10:30~
題目:「暗号モジュールヘノへのサイトチャンネル攻撃とその安全性評価の動向」~GCOEスーパーインターンシップ報告~
講師:本間 尚文氏(東北大学)
開催場所:工学部 情報知能システム総合学科1号館103会議室
備考:第3回超高速・高精度ディジタル信号処理アルゴリズムとシステムに関するワークショップ(NPC研究会・GCOE共催)
NPC研究会・GCOE共催講演会のご案内
(第69回ニューパラダイムコンピューティング研究会)
(第3回超高速・高精度ディジタル信号処理アルゴリズムとシステムに関するワークショップ)
ニューパラダイムコンピューティング研究会
主査:亀山 充隆(東北大学)幹事:阿部 正英(東北大学)
電気情報系グローバルCOEワークショップ
代表:川又 政征(東北大学)幹事代表:阿部 正英(東北大学)
下記のとおり,NPC研究会・GCOE共催講演会を開催いたしますので多数ご出席くださいますようご案内申し上げます.
- 日時:2010年6月10日(木)10:30~
- 場所:東北大学工学部 情報知能システム総合学科1号館103会議室
- 題目:暗号モジュールヘノへのサイトチャンネル攻撃とその安全性評価の動向~GCOEスーパーインターンシップ報告~
- 講演者:本間 尚文氏(東北大学)
- 要旨:暗号は安全なユビキタス情報社会を構築する上で欠かすことのできない基盤技術である.近年,民生品への利用が進むにつれて,研究の中心はアルゴリズムから暗号モジュール(LSI モジュール)の実装へと移行してきている.その中でも,暗号モジュールの動作中に生じる消費電力や放射電磁波といった本来の入出力以外の情報(サイドチャネル情報)を観察することで秘密情報を奪うサイドチャネル攻撃が注目を集めている.その攻撃能力の高さに加え,オシロスコープやパソコンといった比較的安価な設備で行え,攻撃の痕跡を残さないことから,IC カードをはじめとするセキュリティ機器への現実的な脅威となっている.本講演では,サイドチャネル攻撃とその防御に関する研究の動向を概説するとともに,本講演者がフランスTelecom ParisTechで行った共同研究の成果を示す.また,フランス滞在時の生活についても紹介する.
問い合わせ先
東北大学大学院工学研究科電子工学専攻
川又研究室
阿部 正英
TEL: 022-795-7094
E-Mail: masahidemk.ecei.tohoku.ac.jp