令和元年度(第9回)RIEC Award 受賞者

この度、ご推薦をいただいた候補者から、厳正な審査に基づき、令和元年度の受賞者として下記の5名を受賞者と決定いたしました。

授賞式は、東北大学 電気情報 東京フォーラム2019(令和元年11月26日(火))にて執り行われました。

RIEC Award本賞

矢谷 浩司 氏 (東京大学大学院工学系研究科)

業績

「知的作業の生産性を飛躍させるヒューマンコンピュータインタラクション技術の設計と評価」

授賞理由

矢谷氏は、学術界と産業界の双方において重要な課題となっている知的作業の生産性を向上させるためのヒューマンコンピュータインタラクションの研究で、世界的に認められる特筆すべき研究成果をあげられました。これらの研究成果は、人と電気情報通信技術の相互作用に関する研究を大きく加速するものと高く評価され、RIEC Award本賞にふさわしいものと認められました。

RIEC Award 東北大学研究者賞

水口 将輝 氏 (東北大学金属材料研究所)

業績

「異常ネルンスト効果における学理の構築と機能的環境発電素子への応用に関する研究」

授賞理由

水口氏は、スピントロニクスの研究分野において、磁性ナノ超構造の特長を生かした新機能の創出と機能性素子の開発に関する研究を展開し、卓越した成果をあげられました。特に、磁気と熱が相関する物理現象に関する学理の構築や、環境発電などへの応用研究の進展に大きく寄与していると高く評価され、RIEC Award東北大学研究者賞にふさわしいものと認められました。

大関 真之 氏 (東北大学大学院情報科学研究科)

業績

「機械学習に特化した量子計算技術における革新的シミュレーション理論の創出」

授賞理由

大関氏は、最適化問題や機械学習に特化した次世代コンピュータとして期待されている量子アニーリングマシンのための革新的なシミュレーションの理論を構築されました。実践的課題におけるアルゴリズム開発など多様な発展が期待でき、大規模データを処理するための高速な計算技術の確立に向けて世界を主導し、大きく貢献していると高く評価され、RIEC Award東北大学研究者賞にふさわしいものと認められました。

RIEC Award 東北大学学生賞

磯前 慶友 氏 (東北大学大学院工学研究科)

業績

「電子ホログラフィックディスプレイ用の超高解像度液晶位相変調素子に関する研究」

授賞理由

磯前氏は、電子ホログラフィックディスプレイのための液晶位相変調素子を超高解像度化する研究で、顕著な業績をあげられました。液晶デバイスの設計と応用の可能性を拡張した本研究は、理想的な次世代立体ディスプレイ実現に向けた技術の進歩に大きく貢献していると高く評価され、RIEC Award東北大学学生賞にふさわしいものと認められました。

渡部 杏太 氏 (宇宙航空研究開発機構) ※平成31年3月 博士課程修了

業績

「新方式極微細高性能スピントロニクス素子の提案と動作実証」

授賞理由

渡部氏は、半導体集積回路の高性能化・超低消費電力化のためのスピントロニクス材料・素子技術に関して、従来は不可能と考えられていた数ナノメートルスケールでの高性能磁気トンネル接合素子の動作実証に成功するなど、世界のスピントロニクス研究をリードする顕著な業績をあげていると高く評価され、RIEC Award東北大学学生賞にふさわしいものと認められました。

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