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令和3年度(第11回)RIEC Award 受賞者

概要

この度、ご推薦をいただいた候補者から、厳正な審査に基づき、令和3年度の受賞者として下記の3名を受賞者と決定いたしました。
授賞式は、東北大学電気通信研究所 情報通信共同拠点 令和3年度 共同プロジェクト研究発表会―新世代ICTの羅針盤~通研共同プロジェクトからのメッセージ~(令和4年2月17日(木))にて執り行われます。

RIEC Award 本賞

湊 丈俊 氏 
(自然科学研究機構分子科学研究所)

業績

「移動用電源となる蓄電池の電極/電解液界面制御による設計指針開発」

授賞理由

湊氏は表面界面科学の分野で優れた実績を残し、そこで培った理論や実験技術を二次電池に展開することで、その電極/電解液界面の物性と反応機構を明らかにし、電池特性を向上させる設計指針を構築することに貢献しました。二次電池は移動体通信デバイス等に限らず、次世代社会のエネルギー供給において不可欠で重要な役割を果たすと期待され、湊氏の成果は、通信のみならず、幅広い分野への波及効果が期待でき、社会的貢献の意義は大きいと判断できます。これらにより、RIEC Award本賞にふさわしいものと認められました。

多田隈 建二郎 氏
(東北大学 タフ・サイバーフィジカルAI研究センター, 東北大学 大学院情報科学研究科 (兼任))

業績

「球状構造を技術核とした全方向移動・駆動ロボット機構の研究開発」

授賞理由

多田隈氏は、任意方向に推進力を生成する全方向駆動メカニズムを中心に、多くの優れた研究成果を上げて来られました。これらの研究は、凹凸のある実環境における自立走行車の高い走破性能の実現や、様々な対象物をつかむことが可能な柔軟包込み式グリッパ、飛行体の推力発生部に搭載する球殻ロータなどにも応用展開されています。これらは広く情報通信分野の発展に大きく貢献し、社会貢献度も高いと評価され、RIEC Award本賞にふさわしいものと認められました。

RIEC Award 東北大学学生賞

宮原 大輝 氏 
(東北大学 サイバーサイエンスセンター 

業績

「大小比較秘密計算の物理的暗号プロトコルに関する研究」

授賞理由

宮原氏は、情報ネットワーク社会で重要な技術の1つである暗号技術のうち、「秘密計算」において著名なプロトコルを、身近な道具立てを用いて極めてシンプルかつ効率的に実装することに成功しました。これは大変独創的な研究であり、秘密計算を分かりやすく一般市民にも伝えるという社会貢献に加え、企業との共同研究等を通しての社会貢献も意識した研究を進めています。技術水準も社会的意義も高い研究であり、研究業績と発展性ともに非常に優れており、当該分野の進歩に大きく貢献していると高く評価され、RIEC Award東北大学学生賞にふさわしいものと認められました。

※申請時現在(現所属先:電気通信大学)

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